日本赤十字社大分支部を訪ねて。

おはようございます。

実行委員長古賀です。

昨日、事務局長の渕野浩士氏と一緒に

日本赤十字社大分支部を訪問いたしました。


日本赤十字社大分県支部事務局長 安東雅範氏と被災地の状況をお聞きしたり、我々の活動について、お話をさせて頂きました。

前日に大分支部から第三班の救護班を被災地の石巻赤十字病院へ派遣したそうです。


先日無事帰還した第一班の報告によると、現地の状況は我々の想像を絶するほどだったそうです。

現地は未だ夜の気温が氷点下まで下がる寒さが続いており、
そんな中病院では敷地もベッドも足りず、患者さんたちは野外でテント生活を送っているといいます。

安藤氏「先日はテントがつぶれてしまったんですよ。」

私・渕野氏「え?どういうことですか?」

安藤氏「雪が15センチ降り積もった重みで。火の気がなくてよかった。火事に至らずには済みました。」

雪が15センチも積る極寒の中、人々は暖も取らず耐えしのいでいるのかと思うと、もう桜が咲きはじめている温暖な九州に住む私には、想像することができませんでした。






私が「今一番足りないものは何ですか?」という質問に対し

安藤氏は「情報です。」とおっしゃいました。

もともと、300ほどあった避難所は大きなところと合併、統合されて今は200ほどになっています。大きな避難所にはマスコミもきますし、物資も行きわたっています。しかし、小さな避難所、または家で生活を送っている人々の情報を把握することができていません。これではせっかく届いた物資も送ることができません。

とのことでした。





とにかく、今回の震災は未曽有。

日本赤十字社に寄付された募金は100%現地の救済に用いられるそうですが、それとは別途にガソリン代など、その募金を現地に生かすための運営資金というものがかかっているそうです。
今のところ過去に蓄えられた活動資金を削ってやりくりされているそうです。
しかし、今回の災害は地震のうえに津波、さらには原子力発電所の問題まであります。
現地の救済から復興まで、とても長い期間がかかると予想されます。

そこで、募金とは別に「赤十字活動資金」のご協力も、ぜひお願いしたい、とのことでした。

日本赤十字社 大分支部 公式ホームページ
http://www.oct-net.ne.jp/~oitarc/index.htm


私たちPOWER OF MUSIC from OITAは、日本赤十字社のパンフレットを何部か預かってきました。
次回からの活動で、日本赤十字社の現状をみなさんに知ってもらうためにも、興味をもってくださった方に配っていこうと思います。




写真:日本赤十字社大分県支部事務局長・安東雅範氏と固く握手を交わすPOWER OF MUSIC from OITAの実行委員長・古賀





最後におまけに..........



事務局長でもあるカンタループ2オーナーの渕野浩士が、3月11日の地震発生の日から3月28日までの間、店内で募金活動して集まった募金額41402円(店からもこの募金額の中から8000円を募金しました!)を3月29日(火)に東北関東大震災義援金として寄付して参りました。

写真:日本赤十字社大分県支部事務局長・安東雅範氏に義援金を手渡すカンタループII・オーナー渕野浩士氏